運賃・保管など

納品の形態等を指定する場合は別途料金が発生する場合があります。納品する場所、時間はもちろんですが、一括か分割納品か、見積を取る時点で分かっている情報を伝えることが大事です。後になって見積金額は変わらず納品はこうして欲しいというやり方は絶対にやってはいけません。印刷会社からの信頼を失うばかりか、あなたの会社の質が問われます。

梱包代・運賃

できあがった印刷物を遠隔地へ運ぶ際に傷が付いては困りますから、段ボールケースなどへ入れて運送する場合があります。見積で段ボールケース代○○円、梱包代○○円と明記されているか確認しましょう。営業が持ってこれるくらいの量なら「サービスです」と言われてもうなずけますが、そこそこの量があるにもかかわらず「サービスしておきました」と言われたら問題です。儲かったとは決して思わないことです。なぜなら、他のところに上乗せしてあることが多々あるからです。ちょうどケース代・梱包代だけ上乗せされていたらいいかもしれませんが、確認のしようがありませんし、きりのいい数字に切り上げられていたら本末転倒です。
運賃は妥当な金額かどうか調べる手だてがいくらでもありますから、労を惜しまず自分で日頃からリサーチしておいて下さい。自社の製品を運送しているようでしたら、その部署から情報を仕入れておくとよいでしょう。

保管代

印刷の値段を下げるために半年分の部数を一度に印刷するということは多々ありますが、見積条件にそれを入れずに製品ができあがってから印刷会社に言って、泣き落とす発注担当者がいます。はっきり言いますと契約違反で訴えられてもおかしくありません。印刷物は受注した納期で、受注した部数を納品することで対価を得る、というのが大原則です。一度期に必要ないならば、分けて印刷するか、さもなくば発注側が引き取って保管するか、あるいは印刷会社に保管料を支払って保管してもらうかのいずれかです。

保管というのは生産性が「ゼロ」ですから、印刷会社からすればできるだけ避けたい状態です。印刷物を作る過程でどれだけコストダウンができるかが営業の腕の見せ所です。最初からその条件がわかっていれば、工夫ができるかもしれません。そういう提案をする印刷会社並びに営業は、つき合って決して損はありません。正直に腹を割って話をすれば真剣に考えてくれことでしょう。

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